地域包括ケア病棟は急性期の治療が一段落し状態が安定した後、引き続き治療・看護・リハビリ等を行いながら、定められた入院期間内に患者さんが安心して退院出来るよう、在宅復帰を支援する病棟です。当院からだけでなく、地域からの同様な患者やレスパイト患者の入院も受け入れています。安心かつ安全に退院後、在宅での生活が送れるよう退院指導や退院後のサービス調整、地域の関係機関との連絡調整をしています。また、あらゆる診療科の患者を受け入れていることも特徴の一つです。
看護スタッフの構成は、看護師・介護福祉士・看護補助者を含め30名です。看護師の半数以上が10年を超える経験を持ち、幅広い知識と経験の豊富なスタッフが多い病棟となっています。また、退院支援に関する多職種カンファレンスも実施しており、医療ソーシャルワーカーやリハビリスタッフと常に連絡を取り、専門分野からの意見を交換しながら患者の意向に合わせた退院支援を行っています。明るくアットホームな雰囲気でコミュニケーションが活発であり、医療・看護の質を向上させることにも気を配っています。このため、家族や知人にも自信を持って薦められる、患者を尊重した病棟づくりに取り組んでいます。