ICUは6床を有する部署です。小児、高度外傷・熱傷を除く呼吸、循環、脳神経、消化器等あらゆる急性期・最重症患者、または重症に移行する可能性の高い患者とその家族が対象です。そして多くの医療機器を取り扱い、全身管理を行っています。ICUの使命として生命を救い重症化を防ぐべく、チーム医療は必須です。看護スタッフはもちろん、各科医師、コメディカルと常に連携して、迅速かつ的確な治療管理、安心・安全なクリティカルケアを目指し看護実践しています。
看護師は新卒20代からベテランまで幅広く在籍しています。初めて集中ケアに携わるスタッフも段階的に経験が積めるようICUラダーによる臨床教育を受けて、当院の超急性期看護を担って活躍しています。ここ数年では特に急性期のACPへの意識を高く持ち、患者のみならず家族ケアも非常に大切にしています。クリティカル領域での看護にあたっては高いアセスメント能力や繊細なリスク管理など緊張感が生じやすい部署ではありますが、個々の課題を部署全体で共有・支援し、またそれぞれが内的動機付けできるような働きかけや関わり方を心がけています。